英会話スクールとアメリカ英語
英会話スクールに通おうと思った際、いろいろな英会話スクールの広告を見ていると、
「講師はアメリカ人講師」とか、「イギリス人講師によるイギリス英語を」などという宣伝文句を見かけます。
アメリカ英語とイギリス英語があるというのはなんとなくわかりますが、
さて、どちらに通ったらいいのでしょうか？悩みますね。
ここではアメリカ英語について考えてみましょう。
アメリカ英語って？
まず、日本で私たちが中学から習っていた英語は、アメリカ英語だったということをお伝えしておきます。
アメリカ英語は日本の他にも、韓国や中国、そして南米諸国でも教えられています。
また、カナダの英語もアメリカ英語とほとんど変わりがありません。
日本は戦後アメリカからの影響を強く受け、映画やファッション、ポップカルチャーでも
アメリカの影響を大きく受けています。
また、インターネットの世界でも技術的な世界でもアメリカ英語が主流となっているのは、
アメリカがそれだけ大きな貢献をしているからなのでしょう。
アメリカ英語を勧める理由
１つ気をつけたいのが、アメリカ英語の発音の問題です。
アメリカ英語は、「ｒ」の音をはっきりと発音しなければならないのですが、
「ｒ」の発音は日本人が苦手とするところです。
そういうことから発音に苦手意識を持つ方もいるかもしれません。
アメリカ国内にも地域によっては方言があるように、発音が難しくてもカバーはできますから心配ありません。
もう１つ、英語辞書はイギリス英語で作られていることが多く、
アメリカ英語に対応しきれない場合もあることも理解しておきましょう。
以上のことを踏まえても、英会話を習得する理由として、イギリスへの長期滞在などの目的があるのなら別ですが、
特にそういう目的がなくどれを学んだらいいか悩むようでしたらアメリカ英語を習うという選択肢がいいかもしれません。
というのも、日本で公開される映画や人気の音楽などはアメリカのものが中心ですから、
アメリカ英語の勉強の材料が日本には沢山あり、それらを利用して日常生活でも力試しができるのです。
また、中学から習っていた英語＝アメリカ英語の基礎知識が、
既に忘れてしまったことが沢山あったとしても、必ずや学習に役に立つはずです。
また、将来アメリカに行く予定がある、アメリカの大学に留学したい、
アメリカにビジネスで行く可能性がある、などの場合は迷わずアメリカ英語を習うといいでしょう。
アメリカ英語もイギリス英語も文法や単語のスペル、発音が少し違うだけで、共通点も多いのです。
自分がアメリカ英語を習っているから、イギリス英語やその他の英語を拒否するのでは
せっかく習得した英語でのコミュニケーションのチャンスをその分失ってしまいます。
アメリカ英語を習うとしても、その他の英語も意識して学んでいけるといいですね。
