英会話とTOEICスコアの違い

5421417556_fb676477e4_z

TOEICとは?

世界約150カ国で実施されている、英語によるコミュニケーション能力を評価するテスト「TOEIC」。
英検などと違い、合格不合格ではなく、その時点での能力を10点~990点までのスコア(点数)で評価をされます。
このスコアが高ければ、就職の際にアピールポイントになったり、社内での昇進の評価対象になったり、大学院の試験では英語試験を免除されたりととても有効な資格になります。

TOEICは受験英語のように英文を和訳できるか、あるいは和文を英訳できるかといった英語の技術を試すようなものではなく、どれだけ英語でコミュニケーションができるかを表すものです。聞く、読むという二つの領域のテストを行うことで、話す、書くという能力についても総合的に評価できるようなシステムになっています。
つまり、理論上TOEICのスコアが高ければ、英会話もスムーズに話せるということになるのですが、実際は微妙に違っているようです。
TOEICのスコアと英会話の違いはなんなのでしょうか。

TOEICのテストは先ほども述べたように、聞く力と読む力の2つを試されます。
リスニングには流暢な英語の音声が使われ、時間内に着実に問題を解いていく力が必要となり、文法や単語への理解が必須です。

英会話習得に必要なこととは?

英会話は聞く、話すという力が必要です。特に、実際の英会話では相手が皆聞き取りやすい流暢な英語を話してくれるとは限りません。
訛りがあったり、発音が聞き取りにくい場合もあるでしょう。どんな英語でも理解しようとする力が必要です。
一方、「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるように、コミュニケーションには言葉だけでなく、顔の表情や視線、ジェスチャーなど非言語コミュニケーションも重要な役割を果たしているということを忘れてはなりません。英会話においては、多少文法が間違っていたとしても、身振り手振りが加わることで相手に伝えることができるのです。

TOEICのスコアが良くても、この英会話の部分があまり得意ではないという方もいます。
高得点を取るための勉強になってしまい、コミュニケーションの部分が慣れていないのです。そういう方については、英会話に慣れていく場として、英会話スクールに通う方法があります。
TOEICで文法などの基本がしっかり出来ていることは証明されているようなものなので、英会話スクールで実践的なコミュニケーションを経験し、聞く、話すを強化していけば鬼に金棒です。
TOEICと英会話、この違いを理解して、自分の英語力に磨きをかけていきましょう。

無料体験レッスン