TOEFLテストで英会話の力を測る

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英会話を学んで行く中で、TOEFLというテストの名前を聞くことがあります。TOEFL(トーフル/Test of English as a Foreign Language)は「外国語としての英語のテスト」という意味です。アメリカ合衆国の非営利教育団体Educational Testing Service(ETS)が1964年より行っている英語のテストで、その名前の通り英語が母国語ではない人々を対象として行われる国際基準で英語能力を測るテストです。

TOEFLはどのような場合に使われてい?

TOEFLは、非英語圏出身者が、英語圏の大学や大学院などの高等教育機関へ留学を希望した際、どのくらいの英語力があるのかを判定するために使われています。また、留学生の奨学金や証書授与の候補者を選ぶ際、またビザ申請をする場合などにも活用されており、世界で130か国、9,000以上の大学や機関で活用され、受験者は延べ3000 万人を超えています。
日本では、CIEE(国際教育交換協議会/Council of Int’l Education Exchange)日本代表部が窓口となっています。
TOEFLのテストは、2005年より開始されたiBT(アイビーティー、Internet-Based Testing、TOEFL iBT)というコンピューターを利用して行われる形式が取られており、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4部構成計4時間の時間をかけてテストを行います。その結果は、合格、不合格ではなく、TOEICと同じようにスコア(0-120点)で判定されます。

TOEICとの違いとは?

TOEICと似ているようにも思えるテストですが、その違いはなんでしょうか。
TOEICとTOEFLでは試験の目的が大きく違い、そのために試験内容にも違いが出ています。
TOEICは英語でのコミュニケーション能力を評価するテストで日常会話やビジネス会話を中心に出題されますが、TOEFLはより高度な学術的な内容となっています。これは、TOEICが日常会話の力を把握したり、大手企業の海外事業や外資系企業での採用に使われるのに対して、TOEFLは海外留学試験を得て海外で学ぼうとする人のためのテストとなるからです。

留学に必要なスコアを見てみると、大学によっての違いはありますが、平均して見てみると、大学院留学希望者は80点台半ば、学部の留学希望者は70点台の後半のスコアが必要と考えられています。また、日本人の2012年の平均スコアが約70点となっていますので、これからさらにあがっていくことが期待されます。

以上のようなことから、TOEFLを受験する方は、自身の英会話の力を測りたいという方もいますが、留学などの具体的な目的を持って受ける方も多いです。独学でじっくりと学ぶことでスコアをあげることも可能ですが、留学に必要なスコアに早く到達するためには英会話スクールのTOEFLコースに通うことが近道となります。
英会話スクールは見学や体験なども受け付けていますから、TOEFLテストに精通した講師のいるスクールを探してみることをお勧めします。

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